農家の人

僕が小学生のころ遊んでいた

2歳くらい年上の近所の兄ちゃんが

農家になったらしい。

 

毎日田んぼの中で乗り物に乗っている青年、

話してはいないが

彼がその兄ちゃんだろう。

 

 

僕は最近、農家の仕事について考える。

 

傍から見ると

毎日毎日同じことをしているように見えて

飽きないのかな?とか思ったりする。

実際、新しい人に会うとかそういうことは

そんなにないだろう。

それは普通のサラリーマンもそうかもしれないが。

 

「やりがい」とか「目標」とか「夢」とか

聞かれれば何か答えるだろうが

そういうのは後付けで

ただやってるだけのような気がする。

 

鉄腕DASHに出てきて

「このキャベツ、メロンより甘いで~!」

とか城島リーダーに言われ

ネットで稼いだりしている

意識高い系農家は一握りの人たちだろう。

 

普段の主な仕事が農業の人は日本の人口の1%らしい。

漁業を仕事にしている人は日本の人口の0.1%。

 

機械が発達して人の手がいらなくなったり

外国から輸入する際の流通が楽になったりと

様々な理由はあるだろうが

殆どの人は「食べる」ということと

無関係の仕事をしているという事になる。

 

正確に言うと

農家の人がコンビニに行ったり

休日にスマホゲームをやってるかもしれないので

コンビニ店員もゲームの開発者も

「食べる」ことと無関係ではないのだが

多くの仕事自体は「食べる」ことと遠くはなっている。

繋がっていることを実感もしにくくなっている。

 

 

しかし人間の歴史上、元々はみんな農家や漁師みたいなもので

ただ食べるために働いていたのだ。

そっちの方が普通で

「仕事」は「やりがい」だとか「目標」だとか「夢」だとか「好きなこと」だとか

そういうものではなかったはずだ。

 

今も「働かなければ食えない」という標語は残っているが

コンビニで廃棄が捨てられまくってるのを考えると

それは嘘なのだと思う。

 「食べる」ことと「働く」ということは

年々遠くなっている。

だから人は「働く」ことに理由を探すようになった。

 

生きることが当たり前になったので

「生きる」ことに理由を探すようになった。

食料以外に衣服も大量生産できるようになったので余っている。

 

ただ食べるために働いていた人間達の

目標というか生きがいというか

そういうものがあるとすれば

それは子孫を残すこと

だからみんな子供をつくったのだろう。

 

それが今は「自分のやりたいこと」のために

子供を作らないという風に

価値観が逆転したわけだ。

 

 

そんな現代人はいかがなものか!

と言いたいわけではない。

 

僕は働いてもないし

自分のやりたいことをやりたい

 

こんな風に御託を並べて

僕が何が言いたいかというと

「仕事」はしたくないが金は稼ぎたい

ということと

 

もう少し

生きていること、生かされていることを

実感して生きていきたいと

そう思ったのだ。

 

花でも育てるか。

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