アニメは毛穴がない

「例えば芸能人やスポーツ選手が

特別あからさまなだけで

必死じゃない大人なんていないのさ」

 

よー、そこの若いの

この歌を聴いていて思うんだけど

というか前から思ってるが

最近はみんな

何にしても

誰にしても

駄目なところを見せなさすぎである。

 

よく言う「SNSリア充写真ばかり」

ある種ネットの世界というのは理想の自分を実現するものなので

そんなのは必然であるが

それを現実が追い越してしまっている感がある。

 

今見ているものより

SNS用に写真を撮ることを重視する人が多い。

 

そうやって理想ばかり高くなると

「こんな現実ダメだ!」という思考になっていく。

ネット社会の潔癖さが

現実世界にも充満している。

息抜きができない。

 

特にエンターテイメントなどは

漂白されたものしか出てこない。

見たり聴いたりしても

救いにならない。

 

何故そうなるかというと

観客が汚れたものや醜いものや

わけのわからないものを嫌う。

見たくない。

そしてそういう意見が簡単に通るということもある。

 

 

ゼロ年代初頭アニメが爆発的に流行りだした。

それも

どうせ嘘だとわかってみるんだから

アニメぐらい嘘をついてほしいのだ。

 

 

結局、逆張りの心理である。

 

僕はアニメを見ないが

たまに思う。

アニメというのは毛穴がない。

すね毛はあるアニメもあるが

所詮記号である。

 

そういう風に現代人は

漂白されたものばかり摂取しているが

人の気持ちや現実に生きている僕らは

まったく漂白されていなくて

濁っている。

柔軟剤のいい匂いもしない。

 

 

たぶん、みんなツッコまれるのを恐れている。

 

東京の中野でホームレスをしていたが

あそこに絵に描いたようなファミリーばかりいた。

ジェルで頭を撫でつけ

短パンを穿き

スリッポンみたいな靴を履いているお父さん。

 

ツッコミどころなさすぎである。

 

まぁでも結局

ほとんど家に引きこもってる僕が

誰よりもツッコまれるのを恐れている。

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