女の子と付き合いたかったら 生徒会に立候補して、お勉強かスポーツを頑張って、女の子にコクるんだ。

「数いる女の中から、この女を本命にしよう！って男が思う理由ってなんなんだろう？」

って聞いたら

「それを女に聞く？！」

って言われた。

確かにそうだ。

聞く人を間違えた。

「先にセックスをしてからお付き合いに発展した試しがない」

って彼女は言った。

確かに、そうか？

そうか？

そうなのか？

「でも女はいつでもセックスできていいよな。寂しい夜にどうせ抱かれてんだろ？」

って俺は言った。

「でも女はそれで後悔するの。あ〜また彼氏でもない男とヤッちまった。それで寂しさが襲ってくるの。」

「でもセックスが出来るならいいじゃん」

「女は男みたいにそんな誰とでもセックスがやりたい訳じゃないから」

「そもそもそこが違うんだ。男と女は分かり合えないね。」

「ね。」

俺は

女の子が振り向いてくれれば

それがいいだけで

夢とか目標とかやりたいこととか特にないと

自分で思う。

でもそれは単なる頑張らない自分への言い訳かもしれない。

遠くに見えた憧れの景色は日々を暮らしていくうちに、段々と雑味に塗れて濁っていくのだ。

別にそれは悪いことではない。

そうやって折り合いをつけて人は生きていく。

折り合いをつけられない人は死んだりする。

そうだそうだ。

俺はこれでいいんだ。

でもそれならなんで

こんなに苦しいのよ。

もっと楽しそうに生きろよ。

お前の望み通りだろう。

まぁいいかとりあえず

小倉優香の新春グラビアを見よう。

ぁぁ〜おっきいおっぱい揉みたいなぁ。

なんて考えていたら

同年代の知り合いの男から

女に子供を堕ろさせた話を聞いた。

大人だなぁ～。

実は子供もいるし結婚離婚もしたことあるって言ってたし。

お前の口からまだサプライズしか飛び出してねぇよ！

バイきんぐことぅーげならそう言っただろう。

大人だなぁ。

俺は子供を堕ろさせたことがない。

だから大学生みたいに思われるのか。

人生の経験値が足りない。

ドラクエで言えば序盤に出てくるスライム。

大学生スライム。

そういえば俺は人間関係やコミュニティについても当事者になるのを避けてきたなぁ。

常に部外者で居たい気持ちがある。

そんなに毎回俺を見られたら

心の中が全部読まれちゃいそうさ。だから。

だから何事においても近づき過ぎないように

常に部外者の位置を取ってきたのだ。

しかし部外者であろうとすればするほど

俺の自己顕示欲は強くなった。

「なんで俺が落ちてるプリントを拾ってあげたのにあの女の子は気づいてないんだ！」

と学生時代にいつも思っていた。

そんなんで女と付き合える訳がない。

女の子と付き合いたかったら

生徒会に立候補して、お勉強かスポーツを頑張って、女の子にコクるんだ。

はっきり言って女子をGETするのなんか

告白したもん勝ちであると

最近つくづく思うのだ。

こんな感じで

夢と現実は生活の中に入り混じってる。