ほとんど家にいる

フリーター時々ニートが世の中にある「死ねばいいのに」と思ったことを書きます。

仕事に『自己承認』を求める若者たち

さっき半年以上前東京でホームレスだった時に公園でお茶を奢った

おじさんから電話が来たが出られなかった。(何故か電話番号を交換した)

電話が来るのは二回目だが出れてない。

僕は結局ビビっている(笑)

おじさん見ていないと思うけど

メリークリスマス!!

 

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若者が仕事に求める自己承認

 

 

 

家入一馬氏とホームレスが売る雑誌「ビッグイシュー」を作っている

(社長?)人の対談を読んだ。

(偶然ネットで読んだのでURLがわからないの。)

 

その中で

「今の若者は仕事に対して自己承認を求めている」

 

と言っていた。

 

ギクッ!!

 

まさにその通りです。。。

 

いや、別に悪いことではないと思うが

それを求めるあまり何もできなかったりする。

求めすぎているのかもしれない。

 

しかし、昔から仕事というのはそういう側面もあっただろう。

現代は自己承認を得ずらくなったかもしれない。

 

世界が広がり過ぎたのか。

町に一つの酒屋や米屋は

どこにでもあるコンビニになった。

そこで働く自分に対して満足感が得られるのかというと

難しい側面もある。

しかも自動化してどんどん誰にでもできるように

改良されていくわけである。

 

勿論これはコンビニで働く人に対しての

ディスではないし

ちゃんと自分の「糧(かて)」として生きている人もいる。

いくら自動化しようが「めちゃめちゃ元気のいいコンビニ店員」とかになりゃいいわけである。

 

 

僕もコンビニやあらゆるバイトをしたことはあるが

「早く帰りてーなー」とか

「どうやったらサボれるか」とかしか

あまり考えていなかった。

 

「したくもないことをしている自分」というのは

好きになれないし

無理やりバイトをしても更に自己嫌悪に陥るだけだった。

 

誰に対して何に対しての仕事なのか?

ということを考えてしまったりもする。

働かなくても食えることもどこかでわかっているから。

 

しかも最近の若者というのは結婚もしないし子供持たない。

(持たないのか持てないのかというのは置いといて)

家族を持つことによって承認を得るということもなくなってしまったのだ。

「家族のために働く」ということがない。

 

それによって仕事に対する承認欲求

の比重は更に上がったのかもしれない。

 

 

「日本人は仕事が好き」はウソ

 

 

そもそも何故日本人がそこまで仕事に対してこだわるのかというのは

コミュニティが無いからだと僕は考える。

ニートになってみればわかるが行く場所がない。

だから引きこもる。

 

「日本人は仕事が好き」というテーゼはウソだ。

僕の周りの大人に「仕事が好きだ!」と言っている人は

だれ一人いない。

 

よく「定年したら抜け殻になっちゃった」というような

エピソードがメディアに紹介されるが

それは新しいコミュニティを見つけられていないだけだろう。

それが仕事であるかどうかというのはどうでもいい話で。

 

逆に「仕事好きでなければいけない」という強迫観念が

日本人の首を絞めているような気がする。

まぁ権力者からすれば都合がいいが。

 

 

宗教がない日本

 

 

コミュニティということで考えると

日本には宗教がない。

宗教があれば教会に行くとかで

自分と社会の接点をゆるく持てるわけである。

 

民族もない。

近所のブラジル人はみんなで集まって

パーティーをしている。

 

宗教というものが

そういう役割を果たしていることを最近気づいた。

宗教とはつまり接点である。

 

最近、巷で話題の過剰労働や過労死の問題も

何故日本人は死ぬまで仕事をやめられないかというと

経済的な問題もあるにしろ

一番は日本にコミュニティが無いからだろう。

 

仕事を失って何者でもない自分になる恐怖心が強いのだ。

 

日本の場合コミュニティが無いからこそ

経済的な問題も孤独を孕んでいるのである。

 

 

宗教戦争が何故起こるのか?」という最近のメディアの問いも

日本では『宗教』の代わりに『仕事』があると考えれば

「仕事のために死ぬ人」がいる日本も別に同じことなので

理解できないことではないはずだ。

 

 

「仕事を辞められないのは恐怖心だ!」ということを

偉そうに言っているが

僕の場合ただ単にそれがSNSとか

ネットのコミュニケーションに置き換わっているだけだ。

 

人間何かに依存しないと生きていけないのです。

メリークリスマス。