平成の終わりは20世紀の終わり
気付いた。
平成が終わるということは
20世紀と完全に切り離されるということだ。
20世紀少年のエピソードをリアルに体験した人だった。
浦沢直樹が校内放送で聴いたT-REXの「トゥエンティ―センチュリーボーイ」は放送部の小室さんが流したとかなんとか。
(詳しくはオトナノ!という番組を見てください)
リアル20世紀少年。
引退。
つーか小室さん
もう還暦なんだ。
平成が終わると言っても
「平成」のイメージというのは殆ど90年代に集約される。
ゼロ年代以降も活躍していたが世に出てきたの90年代。
日本に戻ってくると噂のイチロー、殿堂入りした松井秀喜もやはり90年代。
オウムの裁判も終わった。
サヨナラ90年代。
本当の意味でのサヨナラ20世紀。
何故「平成=90年代」になるのか?
2000年以降は西暦で呼ぶようになったからだろう。
というか日本に西暦なんてなかったのに
世界に無理やり押し付けられたのが2000年。
よく知らない奴の誕生日を祝わされたようなもんだ。
世界への扉を無理やりこじ開けられた感覚
それが正に9.11のテロで現実化された。
あれに目を奪われた。
心を踊らされた。
グローバルを意識セヨ。と
9.11は今でも鮮明に覚えている。
当時僕は中1くらいだっただろうか。
テレビを見ていた。
速報テロップが入った。
「世界貿易センタービルに飛行機が突っ込みましたうんぬんかんぬん。」
その後のNEWS23の筑紫さんが
CMで出てきて
「世界貿易センタービルに飛行機が突っ込みましたうんぬんかんぬん。」
イチローがアメリカに行って
松井もアメリカに行って
中田もイタリア行って
ワールドカップ2002、カメルーン代表がなかなか来ないと特ダネの中継
小倉さん
宇多田ヒカルとかいうイングリッシュネイティブも出てきたぞ
なんかネットとかもすごいし携帯もすごいし
わーなんか世界世界世界なんだ。
って感じた。
世界に一つだけの花なんだよ僕らは~とか言って。
ただ僕の家にパソコンが来たのは遅く
2005年くらいだっただろうか。
親のクレジットを借りてAmazonでくるりの「チームロック」を買った。
Amazonとかいう奴すげー!と田舎の少年の僕は思った。
話をいろいろそれたが
本当の意味で日本が変わる時というのは
やはり平成が終わる時なのだろう。
そしてまた日本は日本を再認識する。
日本人は日本人であることを再認識する。