コンビニの目が死んでる系の店員
今週はバイトにイキまくることにした。
今日バイトに行ったコンビニの一緒に入った人は、無精髭を蓄えた痩せ型の30代くらいの男。
(もしかしたら俺より年下かもしれない。俺はいつも大学生に見られる)
その男は目が死んでる系コンビニ店員だった。
こういう人はコンビニの夜勤によくいる。
半分しか目が開いていない人。
俺も心は死んでいるが、客とか店長に怒られたくないので、目が死なないように擬似的に輝かせることが出来る。
持続するのは最初の二、三時間だけだが。
怒られたくないからやる気のあるフリをするんだけど全く続かない。
ある意味、始めから目を輝かせようとしていない、女子店員の目など気にしていないように見える彼らが羨ましい。
そんな目の死んだ二人の男同士。
当然の如く業務的なこと以外は何も喋らない。
俺は話しかけられたら話すけど
話しかけられなかったら話さないタイプだ。
そう、俺はペッパーくんみたいなもんなんだ。
ソフトバンクの前に立たされているペッパーくんも擬似的に目を輝かせているが、心は死んでいる気がする。
そのおかげで孫社長の懐は潤い、肌は潤い、髪は潤い。
そんなことはどうでもいいとして
「廃棄食べれるんですか?」
って死目男さんに聞いてみた。
食べれない店も結構あるから。
「くくくく、ホントは食べちゃダメなんだけど俺は食べちゃってる、くくくく、口外しないでよ」
なんだか面白かった。
喋ってみると意外といい人かもしれない。
と思ったけど俺は喋らない。
めんどくさいから。
じゃあまたね。