自分には何もないと思う時
自分には何もないな、と思って泣きそうになる時があります。
何故俺はこの歳まで何も積み上げてこなかったんだろう。
だってもう31だぜ?
何か積み上げてくればよかった。
そうすれば女の子にもアタックできたのに。
そうすれば西友の店員にも話しかけられたのに。
俺はいつも遅すぎる。
タバコを初めて吸ったのも30だし。
ピアスを初めて開けたのも31だ。(このまえ)
童貞を捨てたのは22。
みんな10代のうちにやるようなことを周回遅れでやっている。
自分をアピールするポイントが何もない。
自信もない。
だから俺はわざと不幸になろうとしているところがある。
あっちでいい顔をし、こっちでいい顔をし。
なんで誰も教えてくれなかったんだよ!
何か積み上げろ、って!
頑張らねーと愛されねーじゃねーかよ!
例えば女の子と話していても申し訳なくなります。
なんかごめん、みたいな。
空っぽで。
空っぽなので、とりあえずいい顔をしとこう。
みたいな。
楽しませるので、空っぽの僕を見ないでください。
恥ずかしいんです、自分が。
少し話は変わるが、この前「4ヶ月、3週と2日」という映画を見た。
堕胎が犯罪の社会で女友達が子供を堕ろす金がないので主人公の女が闇医者の男に抱かれるというシーンで妙に興奮した。
そしてその後主人公は自分の彼氏にも「お前この前危険日だと知っててやっただろ!」みたいなことを言うわけである。
男への嫌悪感と不信感。
俺はこのシーンも好きで、男でごめんなさい、と思いながらも何か癒される所がある。
俺はSでもあり、Mでもあると思った。
話は戻って
自分には何もない、と思って泣きそうになった時は自分に素直になっているのかもしれないな。
だからそう悪くない
かもしれない。
本音を言うと俺は素直になって泣きたいのだ。
でも泣くところがない。
泣く人がいない。
ていうかピアス取りたい。