俺はバイト先の女の子と話した
なんでみんなそんなに普通に自信もって生きてんだろうとずっと思ってた。
この前バイト先の女の子と話していてその謎が解けたんだ。
その子は週6でお芝居の学校に行ってるらしく、楽しいんだって。
きっと、なにかに夢中になって没頭していれば
自信みたいなものは後からついてくるのだ。
ていうか自信があるとかないとかそんな領域から解き放たれる。
もっと早く気づきたかった。
これでいいんだと。
でも俺は人の目が気になりすぎる
先のことを考えすぎる。
ていうかタダの怠け者だった。
誰かがなんとかしてくれるんじゃないかと
ずっと思ってた。
ていうか今も結構思ってる。
でもどうにもならないのだ。
怪物が襲ってきても目からビームは出てこない。(これは俺のイメージの話だ)
夏休みの宿題をしなくっても学校はなくならない。
夏休みの宿題をやらなかった、という現実が残るだけ。
桂正和のDNA2みたいに俺からキラキラの光線が出て女の子が落ちると思ってた。
出ねぇよ。
だから男は必死にナンパをしたり、出会い系をしたり、女の子を自分から食事に誘ったりするのだよ。
そんなこと誰も教えてくれなかった。
どうにもならなくなった時の俺は「ホームレスになる」ということしかなかった。
カギカッコ付きの。
上を見て羽ばたく練習を出来ないから
下に穴を掘るしかなかったのだ。
「頑張らなくてもいい」って言葉は気持ちいいけど
歯を食いしばって打席に立ってバットを振ることが一番重要なのだ。
結果はどうでも良くて、その先にある景色を見ること。